2012/06/13

もし私が柔道部に入ってなかったらニーナをスカウトすることもなく、嵐さんにとってニーナは『コンビニのバイト店員』でしかなかったと思うと胸熱。バンビはもっと「青春コンビはワシが育てた」みたいな顔しててもいい。あれ？でもいつものスポーツドリンク買いにくる常連のお客さんとその時間帯いつもシフト入ってるバイト君に芽生える何か…っていうのもなかなかアリじゃね？
…という思いから、今朝の明け方５時ぐらいにずっとしていた妄想。ツイッターで垂れ流してたのを意味が繋がるようにまとめて加筆修正してみた


ニーナは目立つ人好きだから、市民大会か何かで優勝して全校朝礼で表彰された嵐さんを見て覚えてて、レジで「アンタ、柔道部の不二山嵐さんでしょ？」「なんで知ってんだ」「昨日表彰されてたじゃん」「なんだ同じ学校だったんか」なんてやりとりから始まるストーリー！このときバンビは兄弟狙いで花屋バイトしてるか、先輩狙いで部活頑張ってる感じかな。
いつもランニング中に現れて同じスポーツドリンクしか買わない、むしろはば学生じゃない他のバイトの子にも「あ、○○ウォーターの人」って覚えられてるぐらいなのに、たまに冷えピッタンとか求めてくるから心配になっちゃうお節介のニーナ。「ちょ、どこか怪我したんスか!?」「ああこんなの冷やしてりゃ治る」「ダメだって！はば学期待の選手なんだから!!」ってバックヤードに連れて行って湿布貼ってあげるとか。そんでね、嵐さんも慣れてきてニーナがいる時間帯に来るようになるの第一段階。

「調子よさそうだけど最近どうっスか？次の大会とか」「ああ、団体はどうかわかんねーけど、個人はいいとこまでいけると思う」「マジパネェ。新聞載っちゃったりすんの？」「載っても地方紙の隅っこだろ。興味あんならおまえも柔道部入るか？」「いやいやオレはバイトあるから。そういう汗臭いの苦手だし」とか、他の客がいないのをいいことにダラダラ会計しながらレジ前で雑談する日々を積み重ねる２人。時々ルカあたりが「あれー珍しい組み合わせだー」とかって通りかかっても面白い。この時点では『学校の有名人と知り合いなオレ』に酔ってるだけって感じで、まだ恋心とかそんなんじゃないのね。２学期ぐらいの話ね。
学年が違うから（たぶん１年生と２年生で利用する昇降口が離れてるとかで）学校ではなかなか会うこともないんだけど、たまたまニーナが昼休みの終わり頃に学食通りかかったら嵐さんに会って「おっ、新名いいもん飲んでんな」「あ、はばたきミックスジュース？」「俺いつも食堂来んの遅いからかいつ見ても売り切れてんだよな」「一口あげよっか？」って渡してあげたら『ものすごい量の一口』飲まれて涙目になるとか(笑) でも嵐さんメッチャいい笑顔で「どうもな！」とか言って返してくるから怒れないの(笑) 「あーもー…ほとんど残ってないじゃん…」ってブツブツ言いながら残り飲もうとしたら、まだ嵐さんがいい顔して見てくるから（あ、これって間接キス…）って今まで男同士でジュースの回し飲みとか意識したことなかったくせに急に気になっちゃう新名旬平（もうすぐ16歳）

冬休みに入って、コンビニでいつものスポーツドリンクと無地の年賀ハガキ10枚入り買う嵐さん。「あれ、嵐さんも年賀状ギリギリ派？意っ外～」「いや、お袋が発注数間違えてちょっとだけ足りんかったから」なんて会話の流れから住所交換して年賀状出す約束なんかしちゃったりして、それで元旦に届いた嵐さんの年賀状が日ペンの美子もビックリの字だけで惚れてまうレベルの超絶上手字だったもんだから、インテリジェンスに弱いニーナはかなりグッときちゃうのです。（何なのこの人…超ギャップ萌えじゃん…）的な。
そんな３学期、嵐さんが校舎裏で男子から告られてる（公式）場面を目撃してしまったり、バレンタインが近くて嵐さんファンの女子がソワソワし始めたりで（知ってたけど…嵐さんて意外とモテるんじゃん…いや知ってたけど…!!）って、なんかよくわからんけど微妙に焦りを覚えるニーナ。嵐さんとはバイト先のコンビニに客として来てくれるだけの希薄な関係だと気づいて、だからって自分から何かするのも変だし、嵐さんはいつもバイト先に来てくれるし年賀状だってもらったし…とかウダウダするニーナ16歳の冬（ヘタレ）

結局何も手は打たないままバレンタインになって、バイト先でチョコレート陳列してるニーナに嵐さんが「おまえのオススメ何？」とか聞いて「え、自分で買うの!?」「男が買ったら変か？」って悪びれもしないので（あー…逆チョコってやつね…好きなコいるんだぁ）って何故か落ち込みつつも一生懸命、可愛いラッピングのすっごい甘いの選んであげんの。
バイト後、帰ろうと思ったらコンビニの前に嵐さんが立ってて「いつも世話になってるからな」ってコレやるってさっき買ったチョコ渡されんの。女の子にあげるんだと思い込んで超甘いの選んだニーナ涙目(笑) 俺もそれ食ってみたかったっていう嵐さんと缶コーヒー買ってコンビニそばの公園のベンチで一緒にチョコ食べる初デート。結局チョコはほとんど嵐さんが食べたんだけど甘いの苦手なの全然気にならないぐらい、っていうか全然味なんて覚えてないぐらい緊張しまくって（ヤバイ…オレこの人好きかも…）ってとうとう自覚するニーナ。

後日、柔道雑誌と間違えてエロ本買っちゃって返品＆クレームにくる嵐さん（公式）に真摯に対応しながらも内心（間違えたんなら普通に使っときゃいいのに…この雑誌レベル高いんだから）とか考えつつ（これでも満足できないぐらい理想が高いか…女に興味ない、か…）とゴクリするニーナ。
ホワイトデーに食事に誘ってみると、食べ放題とか大好きな嵐さんは喜んで食いついてくる（ちなみに行き先はスイパラ。ちょうどその時ツイッターで『アイコンキャラに「スイパラ行きたい」って言わせると可愛い』ってタグを使ってた流れでｗ）店の人が引くレベルで食べ放題した帰り道「今日は誘ってくれてどうもな！」ってメッチャいい顔で言ってくる嵐さんに（もしかして嵐さん…脈あんの!?）とのぼせあがり、「またこうやってバイト関係ないとこで会いてぇな…」とか調子こいたことを言ってみるニーナに「ああ、そういやいつもコンビニでしか会ってねーな」って今気づいた風な嵐さん。
さすがにちょっとムッとして「嵐さん、今日何の日か知ってる？」って聞く。「ホワイトデー、くらいしかパッと思いつかねーな」って天然フルスロットルな嵐さんに「嵐さんはさ、お中元やお歳暮みたいな感覚でバレンタインくれたかも知んねーけど、この日にデートに誘うってことはオレにとっては…」とかって必死にたたみかけるニーナ。「あ、やっぱりホワイトデーだったんか」「えっ」「俺の方が先輩なのに、急に奢ってくれるなんて変だと思ってた」「いや、だから…」「だから何だよ」言ってみろ、って言われて真っ赤になって黙っちゃうニーナ。
（バレンタインくれて、ホワイトデーのデートＯＫしてくれたってことは…え？どういうこと!???）って混乱しちゃって、気の利いたこと言い返そうとしたのに「オレは、っ！嵐さんが好きなんだけど!!」とか直球投げちゃうの。そしたら「俺も新名が好きだ」って直球が剛速球で返って来て受け止めきれずにデッドボール。フラフラと座り込んだら嵐さんが「大丈夫か？」って手を差し出してくれるからついギュッと握っちゃって「嵐さんが思ってるような『好き』とは違うと思うんだけど…」ってお約束のセリフを言っちゃうニーナ。んでまた「どう違うんだよ？」「…………」「言えねーんか」「……あの」みたいなお約束のやりとりがあって、嵐さんは誤魔化されてくれないし、自分からぶっちゃけちゃったわけだし、もうどうしようもなくなって握ってた嵐さんの手にキスして「オレは嵐さんにやらしーコトしたいって思ってます!!」って最低な告白する。
ドン引きされたと思って薄目で嵐さん見てみたら、ケロッとした顔して「違わねぇじゃねーか」とか言うの。「俺、最初からそういう意味でおまえのこと好きだったけど」とかね！とかね!!「おまえがいる時間狙ってコンビニ寄ってたし」とかね！これ夢じゃないですかー!?嵐さん男前すぎじゃないですかー!!?って涙目になってるニーナに「…で、おまえはどうしたいんだ？」って悪い笑い方で聞く嵐さん。もちろんニーナは半泣きで抱きついてチューします。ちくしょうリア充爆発しろ！

ちなみに初Ｈも嵐さんから誘うよ。いつもより遅い時間にコンビニ来て、店の前掃いてるニーナに「今日…終わるの待ってていいか？」って聞くの。ニーナがレジに戻ったら新品のパンツとゴムをカゴに入れて持ってく（お約束）
どう見ても、ただの嵐さんによる小悪魔プレイでした(笑)


………うん、これ普通にＳＳ１本書けたね…加筆し始めてすぐに「長いな…」って思ったんだけど…はばたきミックスジュースのくだりから（早い段階だな！）
ツイッターでは140文字×8ぐらいの妄想だったんだけどおかしいな…？




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